肥満といえば、従来は食べすぎや運動不足が原因とされてきました。
しかし、最近の研究で肥満に関わる遺伝子がある事が指摘されてきています。
しかも、その遺伝子に欠損のある日本人が多いといわれています。
一体どのようなものなのでしょうか? |
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肥満遺伝子について
最近の研究で体内に痩せる傾向に働く遺伝子があることがわかってきました。
それはβ3アドレナリン受容体
といって、この受容体の遺伝子に変異のある人はダイエットをしていてもなかなか原料に成功しにくいのではないかと言われています。
β3アドレナリン受容体とは?
β3アドレナリン受容体は、おもに白色脂肪組織と褐色脂肪組織の細胞表面に存在しています。
これは、アドレナリン(エピネフィリン)の刺激を受ける役割をしています。
しかし、β3アドレナリン受容体に変異があるとアドレナリンの刺激を受けることができなくなってしまいます。
それだけでなく、脳の満腹中枢から出る刺激も受け取れなくなり、褐色脂肪組織にも、満腹中枢からの刺激が伝わらないために、エネルギーがうまく消費されず肥満につながるという訳です。
また、白色脂肪組織では皮下脂肪には少なく、主に内臓脂肪に存在していて、中性脂肪を遊離脂肪酸に変えて、エネルギーを消費しやすくする役目があります。
そのため、β3アドレナリン受容体に異変があると、内臓脂肪がたまりやすく、生活習慣病を招きやすくなってしまいます。
この遺伝子が発見されたきっかけ
アメリカのアリゾナ州に、ピマインディアンという民族がいます。
その人々の7〜8割が肥満や糖尿病であることからその原因を調査した結果、約半数の人からβ3アドレナリン受容体の遺伝子に変異のある事が分かりました。
フランス人やアメリカの白人、フィンランド人では約10%、黒人で25%程度ですが、
日本人では、なんと約35%
3人に1人の割合で遺伝子に異常があるそうです。
つまり、日本人は3人に1人が太りやすい体質だといえます。
具体的にどうしたら良いのでしょうか?
β3アドレナリン受容体の検査は大きな病院など、限られた所でしか出来ないそうです。
ダイエットにまじめに取り組んでいてもなかなか痩せられない、という人は遺伝子に変異があるのかもしれません。
この遺伝子の優性遺伝子なので、両親のどちらかが変異があれば子供に遺伝してしまいます。
β3アドレナリン受容体の遺伝子に変異のある人はそうでない人に比べて基礎代謝量が1日あたり約200kcal少ないそうです。
ですから、なかなか痩せない、という人は
摂取エネルギーを200kcal減らしてみるか、200kcal程度消費する(約6000歩)
とよいでしょう。
ただし、遺伝子に異常がある、なし、に関わらず、誰でも食べすぎれば肥満になってしまいます。
昔の人々は同じ割合で遺伝子に異常があったはずなのに太った人や糖尿病の人は少なかったです。
やはり、食生活が肥満に関わる大きな要因だということは忘れないで欲しいと思います。
ダイエットする為に知っておきたいこと |