糖尿病

管理栄養士

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糖尿病とは・・・ bookmark

インシュリンの作用は低インシュリンダイエットのページで述べましたが、逆に血糖値が下がりすぎるとすい臓からグルカゴンというホルモンが分泌され、肝臓のグリコーゲンに作用し、体内でグルコース(糖)を作ります。これを糖新生といい、血糖値の調整がうまくいかず、血糖値が上昇した時にインシュリンの分泌量が少なかったり(絶対的不足)、インシュリン作用が弱かったり(相対的不足)すると、ブドウ糖を体内にうまく取り込めず、血糖値がなかなか下がらない状態が続きます。
これが糖尿病です。

糖尿病の原因は、病因、発症時の状態、症状、その後の経過などが異なるいくつかの病型に分ける事が出来ます。(表参照)

表 糖尿病の病型
① インスリン(インシュリン)依存型糖尿病(IDDM:I型)
② インスリン(インシュリン)非依存型(NIDDM:II型)
③ その他の糖尿病
膵性
内分泌性
化学物質によるもの
インスリンやインスリン受容体の構造異常

① インスリン依存型糖尿病(IDDM:I型) bookmark

一般的には小児糖尿病や若年型糖尿病と呼ばれています。ある種のウイルスに感染した後に発病する事が多く
個人の免疫や特性を決定する型など、多数の遺伝子や環境因子が発病に関連があるとされています。
ウイルス感染をきっかけとして免疫的に膵臓のランゲルハンス島β細胞が急激に破壊され、体内のインシュリン産生量が絶対的に不足します。
このため、体外のインシュリンの補給する必要があります。

外部よりインシュリンの補給が不十分であると容易に糖尿病性のケトアシドーシス(血液が酸性に傾く)昏睡になってしまいます。

② インスリン非依存型糖尿病(IDDM:II型) bookmark

成人型糖尿病ともいわれるもので、多くは中年以後に徐々に発病するが、小児でも発病することがあります。
運動不足、過食、肥満が主な原因で遺伝も大きな要因です。
インシュリンが相対的に不足しているので、体外よりインシュリンを補給しなくても、食事療法や運動療法で十分に対応できることが多いのです。

③その他の糖尿病 bookmark

膵性糖尿病
慢性膵炎により膵外分泌組織とともに膵島(ランゲルハンス島)が破壊されるときに見られます。
内分泌性糖尿病
甲状腺機能亢進症や副腎皮質の糖質ホルモンが過剰に分泌されるクッシング症候群、脳下垂体腫瘍による成長ホルモンの過剰分泌に基づく巨人症、末端肥大症などによるものがこれにあたります。
化学物質によるもの
ステロイドホルモンを長期的大量に使用したときにみられる。ステロイド糖尿病
インスリンやインスリン受容体の構造異常
インシュリンやインシュリン受容体の先天的な構造の異常によりインスリン
作用が不足する。

④妊婦糖尿病 bookmark

妊娠時は胎児が低血糖に陥らないように血糖値が高く保たれており、インシュリンの分泌も亢進しています。
妊娠糖尿病とは、妊娠中に一時的に出現した耐糖能(ブドウ糖の処理能力)の低下で、分娩後に正常化するものをいいます。

※血糖値を調節するホルモン

血糖値を上昇させる
所在 ホルモンの名称
下垂体前葉 下垂体前葉ホルモン(成長ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン)
副腎皮質 副腎皮質ホルモン
副腎髄質 アドレナリン
甲状腺 サイロキシン
膵臓ランゲルハンス島(α細胞) グルカゴン

※血糖値を下降させる
膵臓ランゲルハンス島(β細胞)------- インスリン(インシュリン)

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