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![]() お堅い肩書きとは裏腹に、お若いし、お美しい小泉さんでした。(左) 松本(右)は緊張気味 |
松本:サプリメントは本当に必要なんですか? 小泉:栄養を食事から摂取するのは今の昔も変わらないのですが、野菜に含まれる栄養価の低下、ファーストフードや加工食品の氾濫、ライフスタイルの変化により、どうしても食事から摂取する栄養素のバランスは崩れてきています。それを補う意味でも、サプリメントは必要になってきていますね。今後はサプリメントの必要性が高まってくると思います。 松本:最近は野菜も年中出回っていて、旬のものでないものも手に入ります。やはり、旬でないものは栄養価も低いですから 小泉:旬のものであっても10年前に比べると、栄養価が半分になっているそうです。 農業的な問題も含まれており、食だけの問題ではないですね。
小泉:食事から十分に栄養を摂取している方が、高含有量のものを摂取した場合、過剰摂取による副作用が出る可能性がありますからね。 そういった方には、含有量が低いものが適していますし、逆に食事から摂取できていない方は高含有量のものをと、人それぞれにあったものを選ぶ必要があります。 ですが、店頭には高含有量のものと、低含有量のものが並んで陳列されていますよね。 どうしても、消費者は多ければよいと感じています。隣の製品と比べて、こっちの方が多くてなんとなく割安だわと言う感じで購入する方も多いです。 消費者の方の過剰症に対する知識は足りないかなと思います。 うちのスタッフでも、風邪の時にお医者様の指導で、ビタミンCを多めに摂取するように言われてたくさんビタミンCを摂取したことにより、発疹が出たものもおります。 こういうのを目の当たりにして、やっぱり摂り方って大切だなと思います。 松本:サプリメントは本来、「栄養補助食品」という意味合いであると捉えていたのですが、中には医薬品相当の効果があるものもありますね。そこで、サプリメントと医薬品とはどのようにして線引きされているのでしょうか? また、その点で危惧される成分等がありましたら教えていただきたいと思います 小泉:医薬品は、病気のためのもので、開発・生産・使用などについて、厚生労働省が定めた薬事法により規制を受けます。一方、サプリメントは、開発・生産に関しては、薬事法の規制を受けることはありません。薬のように誤解している方も多いのですが、サプリメントは食品です。製造メーカーが販売者や製品名の書いた用紙を1枚提出するれば製品として流通してしまうのです。 松本:そうなんですか。 小泉:もちろん、食品衛生法等の規制は受けるのですが、薬ほど厳しくない、というのが現状です。 松本:サプリメント大国というのはやはりアメリカだと思うんですが、アメリカやその他諸外国のものと日本の物とではやはり規制されている成分に格差があると思います。そのあたりはどうお考えでしょうか? 小泉:アメリカだけでなく、その他外国からの輸入の責は個人が負う所が大きいのですが、成分についても外国ではサプリメントとして許されているものであっても、日本では禁止されている場合があります。また、外国人と日本人の所要量は違いますので、輸入した製品をそのまま摂取すると、副作用が出たりすることもあります。 松本:それは問題ですね。 小泉:個人輸入については自己責任である部分も大きいですから、慎重すぎるに越したことはないと思います。
「原材料名」の表示は含有量の多い順に記載されていますから、ご自分が積極的にとりたい栄養素が上のほうに記載されているか、添加物や無駄な成分が多く含まれてないかどうかを確認します。例えばビタミンCをとりたいのに、ビタミンCが3番目に記載されているような場合は目的にあっていないですよね。『○○に効いた!!』のような表現は薬事法に抵触していますので、こういった記載のあるものはお勧めできません。 松本:私も東京都のHPから資料を取ってきたのですが、記載内容に関してはかなり厳しい規制がしかれていますよね。 関連資料:違反事例〜健康食品試買調査より〜 小泉:この前も摘発をうけている製品がありましたよね。 松本:ああ、こんなのも駄目なんだと言うものもありました。 小泉:論文のタイトル等で『○○の癌に関する研究』というような記載も駄目なんですよ。 松本:そうなんですか。厳しいですね。 小泉:これを摂取するとこれが治るってことが想像できてしまうと駄目なんですよね。 松本:質問に戻りますが、日本ではダイエットとか目的に向かってのサプリメントって言うものが多いじゃないですか。本来の栄養補助というサプリメントの意味から逸脱しているように感じてしまうのですが・・・ 小泉:アメリカには日本のような国による保険制度(国民健康保険とか社会保険ね)がなく、民間の保険会社が運営管理しています。でも保険加入は高額で、アメリカ国民の2〜3割は保険に加入してないんだって・・・。だから病気になると高額な医療費がかかってしまうそうです。そんなことだから、少しでも医療費を抑える=病気にならないようにする、という考え方があたりまえになっているようです。だか ら、ビタミンやミネラルと言ったものが売上の上位を占めています。 でも、日本人はコンプレックスに弱いので、ダイエットや美容関連のものが売れています。 松本:本来のサプリメントの意味とは違ってますよね。 小泉:メーカーさんも、『これはアメリカのFDAに登録された』という風に広告しますが、FDAは製品の評価をしている訳ではないんですよね。ですが、消費者から見ると効果がある製品と誤解してしまいますよね。 松本:厚生労働省だけでなく、東京都も今度健康食品の調査や取締りに積極的に力を入れていこうという動きが見られますが、ダイエット食品業界にはどのような影響が出る可能性がありますか? 小泉:そうですね。ある医薬品成分が入っていて問題になり、輸入メーカーさんもその成分が入っていないことを分析センターで調べてもらっていたようですが、実はまた別の医薬品成分が入っていて回収ということになりました。そういうことって、入っていることを前提に調べないとわからないんですよ。摂取する方も効果を期待するあまり過剰に摂取していた可能性もあると思いますし・・・。
松本:極端な話ですが、大量のサプリメントを主食にしているような半ば「狂信者」的な方もいらっしゃいますね。そのような方がいらっしゃった場合、どのようなアドバイスをされますか?そのような方は、栄養的な知識についてもよく勉強されていて、プロテインと組み合わせたりってこともされているようです。 小泉:サプリメントは、足りないモノを補うもので、それだけに頼るものではありません。上手に利用すれば、大切なサポート役になりますが、 あくまで食事をした上で、補うというのが正しい使い方です。自然界の食物には少ないですが様々な成分(ファイトケミカル)が含まれているので、サプリメントだけでは摂取できない栄養素も摂取できます。それに、サプリメントだけでは絶対的なカロリー価がありませんからね。また、食事の目的は栄養補給だけではありませんから。 松本:よく言われるのが咀嚼の問題ですよね。 小泉:そうですね。あとは楽しみっていう部分もありますよね。ただ、それだけのめり込んでらっしゃる方を説得するのは難しいですよね。 松本:そうですね。ダイエット法についてもいろいろと相談をうけるんですが、すすめてないダイエット法についても、このダイエット法をしてるんですが、これからどうすればいいでしょうって言うような相談がたくさんきます。 中国製のダイエット薬に曲美っていうのがあるんですけど、それってどうなんだって言うような相談をされた時に、動悸がするんですけど大丈夫でしょうか?って方もいらっしゃいました。あきらかに、駄目なんですけど、のめり込んじゃうと見えなくなるんですよね。 小泉:怖いですね。こちらにはまだそういった質問はありませんが、貴サイトのように「ダイエット」をテーマにしていると駆け込み寺的な存在になっているのかもしれませんね。 松本:私たちに馴染み深い食品からサプリメントになるものもあれば、聞いたことの無いような成分のサプリメントなど、次々と新たな商品が出ていますが、今後注目されているサプリメントがあれば教えていただきたいと思います。 小泉:特に注目しているサプリメントはありませんが、代謝などに考慮した良い製品が出てくれればいいなと思っています。 松本:最後の質問になりますが、今後、消費者はサプリメントとどのように付き合っていけばよいでしょうか? 小泉:サプリメントは私たちの生活とはきっても切り離せないものになってきています。健康被害の被害者にならないためにも、選び方・摂取の仕方などの知識をしっかり身につけ、賢い消費者になって欲しいと思います。サプリメントクチコミランキングでは賢い消費者になるための様々な情報を発信していますので、是非ご利用ください。 松本:本日はどうもありがとうござました。 取材を終えて サプリメントについてのお話を伺う事になったときは、もっとサプリメントの利用を奨励されているのかと思っていたのですが、実際にお会いしてとてもバランス良くサプリメントについてお話いただけました。 メリットとデメリットについて非常に率直な意見を持っていらっしゃるなあと感じました。 サプリメントも食事と同様に消費者が正しい知識を持って賢く利用することが大切だなあと感じました。
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