2004年9月14日のニュースで、『脂肪包み込み排泄』ダイエット食品に効果なしという調査結果が厚生労働省から発表されました。
国立栄養研究所がおこなった、マウスによる実験によって効果を測った結果の様です。
一昨年頃より話題の脂肪吸着系のダイエット食品に国が待ったをかけたわけです。今回は、この脂肪吸着系ダイエット食品について解説したいと思います。
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脂肪吸着系ダイエット食品とは
脂肪吸着系ダイエット食品とは、食前、食後に服用すると脂肪を包み込んで便と一緒に排泄すると言うダイエット食品のことです。
化学物質によるものから、食物繊維によるもの、炭(カーボン)を利用するものなどがありますが主張する仕組みはだいたい同じです。
脂肪吸着系ダイエットの仕組み
上記でも述べた通り、食事の際に服用すると脂肪分に吸着、もしくは吸い寄せて包み込み、便と一緒に排泄させます。食物繊維等の消化しにくいものによって包み込み、体外まで運ぶことにより、普通食を食べても脂肪カットダイエットと同じ効果を得ようと言う試みです。
上記の様な仕組みをで痩せるという風にうたっているわけですから、根本的な痩せるメカニズムは脂肪カットダイエットと同じで、要するにカロリーを下げることが目的なわけです。
ただ、食べないことは大きなストレッサーとなることも事実ですので、食事制限を行うことなしにダイエットを実行できると言うのは魅力であることも確かです。しかし、この方法でダイエットを行ったからと言って美しく痩せられるかと言うと疑問に感じます。
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脂肪だけカットすればよいのか?
油脂などの脂肪をカットする方法は、『脂肪=皮下脂肪』と言う古いダイエット理論が根本に存在する様に思います。脂肪(油脂)は身につくと言う間違った概念によって脂肪をカットすれば太らないと言う考えが見え隠れします。
脂質をカットすると、肌がかさかさになったり、髪がパサパサになるなど、美容目的でのダイエットでは意味のない行動です。美しくなるためにダイエットを行ったのに、かさかさになってもよいのでしょうか?
3大栄養素にはそれぞれ大切な役割があるのですから、それら1つでもカットしてしまうと、体調が悪くなったり、不健康な痩せ方をして、ダイエット前よりも見た目にも不自然になってしまうのです。
食事だけのアプローチ
脂肪だけをカットすることに疑問があることは上で述べましたが、そもそも食事だけでダイエットを行うこと自体はどうなのでしょうか?
食事だけを減らす(食事制限をする)ことで痩せられるか?と言うと答えはYESです。
しかし、食事だけを減らしてダイエットに成功するか?と言うと答えはNOでしょう。
まずダイエットの目的が、体重を減らすと言うことなのであれば食事を減らすことでダイエットの目標を達成することが出来るでしょう。
しかし、ダイエットの目的が綺麗になることや、皮下脂肪や内臓脂肪、血中脂肪を減らす目的であるならばほとんど効果がないと言うことです。
なぜならば、脂肪が減ったと言うより、エネルギーを消費する筋肉や、骨が減っているだけであって脂肪自体はそういった飢餓状態に備えて備蓄されたままの状態になってしまうからです。
お腹周りのお肉は減っていないのに、手足や首だけ異常に細いなんてことはよくあることです。
これらのメカニズムについては『リバウンド』の頁で詳しく述べております。
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最近の国の動き
現在の健康ブームにより、各メディアにはたくさんの真偽さだかならぬ情報が氾濫し、色々な種類の商品が発売されています。
そういった状況に厚生労働省が動き出しました。
冒頭の脂肪吸着系ダイエット食品の話だけでなく、にがりの効果について正式なコメントを発表したり、塩の名前や広告に『天然』と言う表記を禁止したりと、鋭いメスが今後も入っていくことでしょう
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